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新年講義始めを開催しました。

講話「大化の改新と令和の改新」(竹中理事長)

 年始から国内外が慌ただしく動いています。久しぶりに政治に注目があつまり、今年の丙午の年が大変革後の行先を左右する大事な年であると示唆しています。今回の講義始めの講題は「大化の改新と令和の改新」でした。講和者である竹中理事長がこの講話に込めた熱い思いとは何だったのでしょうか。

昨年の2025年は乙巳の年でした。そこから1380年前、干支の巡りでいうと23回り前は645年でした。一昔前「大化の改新」と習った重要年代です。中大兄皇子と中臣鎌足が豪族蘇我入鹿を討ち、豪族に由る政治の専横を断ち切った事件です。斉明・舒明天皇の皇子として生まれた中臣鎌足(後の天智天皇)の偉業は、646年、丙午の年から始まる日本の政治体制の改新(天皇中心の国家体制の確立)だったのです。

その状況を現代の令和の時代に置き換えて検証したのが今回の講話でした。

2025年、乙巳令和の年の最期に国内で大激変が興りました。我が国初の女性総理大臣、高市早苗内閣が発足し、乙巳の年の最終局面で我が国にとっての起死回生の政治的判断がなされたのです。以降、日本経済が俄かに活気づき、国民生活に明るさが戻り始めました。今度こそ、「政は正なり」(政治は正しくなければいけない)の期待ができそうな気がします。

今上陛下の幼名は「徳仁」です。我が国の天皇の名前では「仁徳天皇」と今上陛下だけが儒教の最高の徳である「仁」と「徳」を備えています。このことは、今上陛下の御代が日本の歴史において大きな意義をもつことになることを示唆しているように思います。その改新がこれから始まる「令和の改新」であるというのが今回の締めくくりでした。「令和の改新」は為政者だけによるものではありません。君臣一体となって、即ち、為政者と臣民が一緒になって、国を強く、美しい国にしようと心を併せなければ実現しません。今年も共に「一燈照隅、萬燈照國」に邁進しましょう。

令和8年1月13日から19日に開催された定例講座は以下のとおりです。

▼安岡教学 『安岡正篤に学ぶ人物学』岡本道雄氏 (三木英一先生)

 お医者さんで安岡先生を囲む勉強会「無為会」に参加されたのは岡本道雄先生しかありません。京都大学総長、臨時教育審議会の会長などを歴任され、科学者でありながら、国家事業に拘わられました。その岡本先生の師であり、先輩にあたる平沢 興先生から得た教えの話に始まり、晩年に安岡先生の謦咳に接することが出来て学ばれたことが書かれていました。