令和8年丙午の年、上半期がおわります。

列島全体が台風の大雨で見舞われた先週は、二十四節気でいる「夏至」でした。梅雨の真っ最中ですが、一年で一番日が長くなる時です。夏至を過ぎると一年の半分が経過したことになります。今年は午年、丙午の年です。乙巳の年から始まった世界のパラダイムシフト、国内の組織の新旧体制の入れ替わりが、進み、新しい社会秩序を構築しようとしています。この丙午の年は、火のエネルギーが旺盛になり、情熱、行動力が高まり、ここ数年取り組んできた新体制、新気運が大きく開花する年になると過去の事績が示しています。国も、会社などの組織も同じですが、皆さまの周辺はいかがでしょうか。アメリカとイランの戦争で、ホルムズ海峡が封鎖され、世界中の経済に大きな影響を及ぼし、諸物価高騰に振り回らされている内に、あっという間に上半期が終わってしまった感があります。組織を取り巻く外部環境の変化はいさしかたありませんが、内部環境の変化への対応は我々自身の手で切盛りできます。ですから、上半期を振り返り、その反省を踏まえて、下半期には来年の飛躍の爲にも、課題を消化しておきたいものです。今年も猛暑になると予想されています。梅雨の合間の一休みに、丙午の年に済ませるべきを整理して、下半期に備えましょう。
令和8年6月22日から28日の間に開講された定例講座は以下のとおりです。
▼6月25日 岡田武彦先生の著作に学ぶ 『抜本塞源論』(三木英一先生)

『抜本塞源論』は、王陽明の代表的著作である『伝習録』の一部であり、王陽明の遺した名文中の名文です。今回はその後半部分を味わいました。文中に込めた国の政治への思いを読みますと、古今東西、国、地域は異なっても人間というのは同じことを繰り返しており、改めて先人の知識経験を学び活かすことが為政者の使命であると感じました。
▼6月28日 伊與田人間学を読む 第九期 『安岡正篤先生からの手紙』、
『有源山話』 第一講 (竹中栄二先生)

今回からテキストが、『安岡正篤先生からの手紙』、『有源山話』になりました。師である安岡正篤先生との弟子伊與田覺先生の間の二百通をこえる書簡の往復から選ばれた十数書簡と先生の回想、随筆集から、人間伊與田覺先生の人格形成を読み解いていきます。今回は、『『安岡正篤先生からの手紙』の第一章を味読しました。20歳で安岡先生に師事され、48年間師弟関係をとおして、伊與田先生が求められたのは、安岡正篤先生が学び、求められたものを人間伊與田覺として求め続けた人生でありました。