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7月7日は、星祭、「笹竹(七夕)の節句」です。

   七夕の節句(行事食:そうめん)

日本人は、一年を前向きに生きる知恵として、五節句を設けて二か月毎に日々の生活に節目をつけてきました。一月七日、人日(七草)の節句、三月三日上巳(桃)の節句、五月五日端午(菖蒲)の節句、七月七日笹竹(七夕)の節句、九月九日重陽(菊)の節句と奇数で月におかれています。これは奇数月で奇数が重なる日に「邪気を払いやすい」ことから、無病息災や健康を祈って行事食と呼ばれる、「旬」の食べ物(行事食)を食べるという習慣です。

 日本人は、春夏秋冬の季節に応じて、生活にメリハリを付けながら、如何に自然と一体になって、天地自然界の理(陰陽の原理)を活かして、健やかに、

安寧に生きるかに工夫を凝らしてきました。7月7日の七夕の節句は、天の川や織姫の縦糸に見立て「そうめん」を食べるという習わしになっています。奈良時代に中国から伝来した「索餅(さくべい)」という菓子が原型となって「そうめん」ができたと言われています。これに盂蘭盆における先祖供養があわさり、「そうめん」が七夕の節句の行事食になって現代に伝わってきたのです。日本人の生活は、五節句、二十四節気のように、「節」を大事にします。四季の移り変わりの中で、事物に流されず「節」、ふし、せつを以て、物事に区切り、節目をつけ、常に身辺を正していくという工夫です。喜怒哀楽、栄枯盛衰と正しく向き合う為の工夫がここにあります。日本人は日本精神と共に、日本の習慣、習わしを大事にしたいものです。

令和8年6月29日から7月5日の間に開かれた定例講座は以下のとおりです。

▼7月4日 安岡正篤先生全著作を読む 第56講 

『童心残筆』人心 養眞生活―4 (竹中栄二先生)

「養眞生活」は、昭和36年の夏に日光に在ります大正天皇の田母沢御用邸で開催された教学研修大会(3泊4日)の『酔古堂剣掃』の最終日の講義の部分でした。当時、安岡先生は63歳で全国各地に師友会が設立され、講演活動、定例講座、執筆に東奔西走されているころです。大東亜戦争終結から16年が経過し、戦後復興から日本も高度経済成長期に入った時期です。先生も超多忙な日々を過ごしながら、田母沢での合宿研修の間は、都会の喧騒を離れ、田母沢の自然の中で、『酔古堂剣掃』を味読し、その感激を以て講義されていたのでしょう。

▼7月5日 新聞を10倍楽しく読める地政学 中級篇   (竹原俊三先生)

 今回も、佐々木 融著の『インフレ・円安・バラマキ・国富流出』(日経新書)を味読しました。最終章の今回は、「日本の失われた30年」と「日本の失われた30年を取り戻す」ために何が必要なのかを佐々木氏が述べられています。

「日本型の雇用システムからの脱却」「日本に投資・生産を取り戻す」「構造改革を妨げる要因を取り除く」「国際感覚を失わず、多様性を受け容れる」と言った視点から学びました。