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この国を思う:令和5年度定時総会を開催しました

3月20日(水・祝)春分の日、令和人間塾・人間学labの定時総会を開催させて頂きました。令和5年度の活動の振り返りと令和6年度の活動計画を会場、リモート参加の37名の方々に聞いて頂きました。開塾して丸三年が経過しました。当初は、3年で足固めを目指して活動してきましたが、まだまだ、基盤確立とまではいきません。今一度、原点に戻って、令和人間塾・人間学labの存在のPR、会員に向けての内容の充実、満足度の向上を如何に目指すかを考えていきたいと思います。

新型コロナウイルスの時代を経て、私たちの生活は大きく変化しました。スマホが生活の一部となり、講義、会議もリモート機能、アーカイブ機能を利用して、学びの機会をどんどん提供することが今後の活動の一つの方向です。3年前の開塾後も、日本社会における精神の荒廃は止まるところを知りません。これまで、姫路を拠点としての活動に注力してきましたが、令和6年度は道友同胞の安岡・伊與田教学を推進する外部団体とのネットワークを強化して、勉強会の共同開催、相互乗り入れを推進出来たらと思います。ホームページ機能を最大限に活用し、SNSとリンクさせるなどして幅広い世代に活動を紹介し、参加を薦めていきたいと思っています。どうぞ、ホームページで当塾の様子をご覧ください。

令和6年3月18日から3月24日の間に開催された定例講座は以下のとおりです。

▼安岡教学 『朝の論語』第三講 (三木英一先生)

ラジオ放送『暁の鐘』が放送されたのは昭和37年でした。全19回、安岡先生がラジオ放送に登場された唯一の番組です。今回はその7~9回の講話を勉強しました。今回の講義の中では、「君子不器」(為政第二)が心に残りました。孔子先生が、弟子たちと「人の器」について話をされる場面は面白くもあり、大変勉強になりました。

▼伊與田人間学を学ぶ 『己を修め 人を治める道』第3講 竹中 栄二先生

 伊與田先生による『大学』の講義の三回目でした。『大学』の三綱領の復習から始まり、『大学』の「経」の部分に相当する「八条目」の部分を伊與田先生の解説で読み説きました。『大学』という書物が、何故、古代から為政者、人の上に立つ人の必読の書としてきたのかよく理解できました。

「格物・致知・誠意・正心・修身・斉家・治国・平天下」万古不変の政治哲学です。