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昭和の日、国を護るということ

 日本列島はGWの大型連休で全国的にレジャー、バケーションに明け暮れております。毎年のGWの前半にある国民の休日は、4月29日の昭和の日です。昭和天皇様のご御代には天皇誕生日でありましたが、今はみどりの日という呼称を経て、「唱和の日」となっています。その昭和の日に、姫路護国神社本殿と白露宮参集殿におきまして、当塾主催の第六回定期講演会を開催させて頂きました。今回の講師は当塾参与で元農林水産省官僚、元姫路大学特任教授であられた平野秀樹先生でした。農水省で林業関係の職場に身を置きながら、外国人によって買われていく日本の国土のことを憂い、爾来、自身のライフワークテーマとして取り組むようになられました。北は北海道から、南は沖縄の島々まで、手弁当で自分の足で歩き回り、外資による日本の国土買収を調べてこれたのです。その成果は、平野先生の著書により知ることができますが、今回は最も新しい『サイレント国土買収』に基づいて、今、日本が置かれている本当の現状はどうなっているのかを教えて頂きました。平野先生の1時間30分の講演に80余名の参加者は、唯々、ため息をつくばかりで将来の日本はどうなってしまうのかと思われたことでしょう。

奇しくも昭和の日、戦後まもなく一命を賭してこの国を護ろうされた昭和天皇様のお誕生日に当たります。来年2025年は終戦80年、また、昭和維新100年の節目の年です。国をあげて、長期休暇で、旅行やグルメに明け暮れている今の日本を天上から見られて、昭和天皇のみならず、英霊、我々の祖先はどう思われているでしょうか。「働き方改革」や「脱炭素」、「バイオマスエネルギー」などいう美名におどらされ、日本人本来の「清明直」の心と勤勉の国民性で幾多の難局を乗り切った先人達の遺徳を顕彰しようともしない国民には、今後もっともっと大きな試練が与えられるのでないかと思います。令和人間塾・人間学labの使命は、大正、昭和の時代に迷える国民に警鐘を鳴らし続けてこられた、安岡正篤先生、伊與田覺先生の教学精神を遵奉、継承し、日本国および日本人は正道を踏みはずさないように、社会教育を以て一人のでも多く憂国の士、国士を輩出することだと心得ています。来年の4月29日昭和の日には、日本国再興の狼煙を挙げるべく、これから一年準備をしていきたいと決意を新たにした次第です。

令和6年4月22日から29日の間に開講されました定例講座は以下の通りです。

▼「伊與田人間学を学ぶ」第5期『己を修め 人を治める道』第4講

(竹中栄二先生)

『己を修め 人を治める道』(『大学』を味読する)第四講は、『大学』の「本経」である「三綱領・八条目」に次いで、「伝」の部分を学びました。「伝」の部分は、曽子が中心となって、孔子の目指した徳治政治を目指す為政者の為に、『書経』や『詩経』から、実例となる文章を選びだし、確証付けをしたものです。今回は『明明徳』に関する章句を味わいました。