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小満に思う。自然の理法にかなった生き方を目指そう。

暦の上ではすでに夏に入りました。日本の四季は立夏から夏に入りました。我が国で古くから用いられている暦に「二十四節気」というものがあります。一年は十二カ月ですが、更に、それを半分に分けて、自然界で見られる兆しを現したものです。今(5月20日から)は、立夏の次の「小満」といいます。この時期は、あらゆる生物が太陽の光、エネルギーを受けて、すくすくと成長する時期です。この時期になると、代掻き、田植えが行われます。

当塾は、教室での座学のみならず、国造り、人造りの元として「農」にも力を入れています。開塾間もないころから、地域の過疎の限界集落を訪問し、農業体験をし、限界集落でも取り組める農業を目指して取り組んできました。その一つが「ムクナ豆(別名八升豆)の栽培です。この豆は、L―ドーパというアミノ酸を多く含んでおります。このL―ドーパは体内に入って、脳でドーパミンという物質に変化します。ドーパミンは個人差がありますが、人にやる気や幸福感をもたらし、運動機能の調整を活発にします。高濃度のL-ドーパを含んだムクナ豆を摂取しますと、L―ドーパは小腸で吸収され、脳血管を経由して、脳に送られ、ドーパミンに変換されることから、パーキンソン病を始め、脳内疾患の改善、治癒に有効であることが解ってきました。当塾では、栽培から製品化(豆の加工直前まで)をまでを担当すると同時に、認知症や、パーキンソン病、更に、自閉症や統合失調症で苦しむ若い人々が農場でムクナ豆に触れる機会(ムクナ豆栽培体験)も提供しています。姫路を中心に、神戸市西区、加古川、神崎郡神河町、夢前町、安富町から宍粟市に至に生産組合の農場があります。精神疾患で悩む人々が、薬に頼らずに大自然と触れ合うことで自己の持つ自然治癒能力を活性化して、健常人に戻れるようにお手伝いしてまいる所存ですので、ご興味がおありの方は、お気軽にお声がけください。

ムクナ豆に関するお問合せ:

兵庫ムクナ生産組合 ☎079-263-8880

令和人間塾・人間学lab. ☎079-223-0181

              (竹中理事長携帯電話070-1781-0419)

5月13日から19日の間に開講された定例講座は以下の通りです。

▼「安岡教学」『朝の論語』第13~第15講(三木英一先生)

 『朝の論語』を読むも今回で第五回目を迎えました。今回は、「食と兵と信」(第13講)、「行政と民衆」(第14講)、「孔子の人と道」(第15講)を講義されました。今日のように経済生活が発達し、物質生活、消費生活が豊かになった今、人間は真の平和、幸福を実感しているであろかということを考えさせられるお話でした。孔子の生きた3000年前の世の中も、現代社会も人間というものは大して進歩していないのです。