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靖国神社を参拝に思う! ―英霊と先祖の崇拝―

夏の到来を予感させる日差しと新緑に溢れた靖国神社に日本会議兵庫の一員として参拝しました。正式参拝で本殿の中に入り、ご英霊に対面しました。手を合わせた時、ご英霊から「今の日本はどうしたのですか?」と問われた気がしました。私のみならず、参加者全員が何らかのメッセージをご英霊から受けられたことと思います。戦後の文明文化の恩恵を受け、現代を生きる我々ですら今日の日本の異常には目を伏せたくなるほどです。ご英霊の皆さんにはさぞかし臍を噛むような気持ちで、涙を流しておられるように思います。

靖国神社は、日本国の為に自らの命を捧げたすべてのご英霊が祀られている聖地です。日本人は、神様だけでなく、国の為に尊い命を捧げた人々を命(みこと)と呼んで神格化してきました。大きな仕事を成し遂げた人だけでなく、人生をコツコツと真面目に生きて来た人々は全て敬われる人たちです。来年、令和6年は戦後80年の節目の年に当たります。それまでに残された半年、日本及び日本人にとっての本来の「有りたい姿、有るべき姿」を日本国民全員に知らしめ、祖国日本の永遠の安寧を祈願する目的で結成された「日本会議」の活動が益々重要になってきました。

この日は、午後3時より、靖国神社の隣に位置する日本武道館において、日本会議主催の「国民の命と生活を守る 一万人大会」が開催されました。今回は「感染症と自然災害に強い日本を!」というスローガンのもとでの開催でしたが、岸田総理大臣も参加され、公言されております憲法改正に向けて意欲を話されました。10,231名の参加者と共に、新日本建設の為の確かな一歩を踏み出さねばならないという私たちに課せられた使命を再認識させられたひと時でした。先週、ブログ記事に取り上げさせて頂きました元師友会有志による第64回世直し祈願萬燈行大会と併せて、祖国日本を思う人たちが心を一つにして、日々の一燈照隅行に己を尽して参りましょう。

令和6年5月28日から6月2日の間に開催された定例講座は以下のとおりです。

▼安岡正篤先生全著作を読む 第34講『日本精神通義』第二講 (竹中栄二)

昭和23年、安岡正篤先生はGHQによる公職追放の中で執筆された本書は日本人として身に付けておきたい日本精神が如何にして構築され、継承されてきたかを学ぶことができる最高の書です。数ある日本精神に関する書と異なるのは、時代、人物、事象を併せて説かれている点です。今回は、奈良飛鳥時代に聖徳太子が推古天皇の摂政となられ日本国の精神的支柱を確立されるところから日本神道と融合して発展した仏教の展開を学びました。鎮護国家を祈念する宮廷中心の仏教の乱れ、頽廃の末、最澄、空海が日本仏教の基礎を築くために成したこと、平安時代の貴族政治により仏教が濫用され、国が乱れたところまでを学びました。次回は、いよいよ法然、親鸞の浄土門が日本の庶民の為に登場します。

▼新聞を10倍楽しく読む地政学(中級篇)(竹原俊三先生)

 今回から、『自衛隊秘密情報部隊“別班”の正体』をベースに講義して頂きました。昨年末にテレビドラマ“VIVANT”が好評を博し、一躍、「別班」という言葉がお茶の間に広がりました。今の世の中は、核兵器という最終兵器問題同様、情報戦、諜報戦が世界中で展開され、世の中、何が「正」で、何が「偽」か分からなくなっています。そんな中で国を護るという特務の基に、全身全霊をかけて日々活動する人たちがいること、その実態を知る上で、是非、しっかりと学びたいと思いました。