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夏の終わりに!

猛暑、酷暑と言われた今年の夏も、立秋を境に秋の気配を感じるようになりました。世界中が湧いた平和の祭典“パリオリンピック“も無事に全日程を終えました。そして、私たちに平穏な毎日がかえってきました。

例年、日本列島が一番暑い時期に終戦記念日を迎え、8月6日に広島で、9日に長崎で、そして15日には東京武道館で平和を祈る祭典が開かれるわけですが、これは一年に一度の「先祖祀りの日」です。『論語』学而第一に、「曾子曰わく、終わりを慎み遠きを追えば、民の徳厚きに歸す」とあります。「終わりを慎み」とは、親が亡くなった時の葬儀を丁寧にするということで、「遠きを追う」とは、祖先、先人の遺徳を偲んでの「先祖祀り」をいいます。日本及び日本人が他国のような戦禍に遇うことなく、平和で安寧な暮らしを送れるのはこの「千祖祀り」を絶やさずに行っているからです。漢族、親族が一堂に介した会食ほど楽しく、懐かしいものはありません。私たちはこの地縁、血縁に護られて生かされていることに感謝しなければならないのです。一年の内でお盆とお正月くらいは、真摯に「先祖祀り」をつづけましょう。

令和6年8 月5日から8月12日の間に開催された定例講座は以下の通りです。

▼伊與田覺先生のみ教えに学ぶ『人物を創る人間学』第1講(三木英一先生)

 今月から伊與田覺先生の晩年、東京で致知出版社主催の人間学講座に出向されての講義をまとめた『人物を創る人間学』が始まりました。目まぐるしく変化する現代社会の中で自分を失わずに、前向きに完熟の人生を目指す人ならば必ず目を通さなければならない人生の基本中の基本の書であります。その第一回目は、「人間学とは何か」でした。成人と書いて「人と成る」と読むのが人間学です。人と成るとは、人々の手本となる立派な人物に成ることです。

今回から6回に分けての講義です。是非ご参加ください。(リモート参加可能)