甲辰から乙巳へ 大変革に備える最後の3か月
今年も最後の3か月が目前に迫ってきました。辰年の本年は干支が示すように激震から始まりました。それから9月の間、国内は政治、異常気象、食糧問題と大いにこれまでの旧体制、旧習、旧認識を改めるべき事態が次から次へと起ってきました。当塾で毎年発行しております「干支の解説」では、令和5年の癸卯の年から6年の甲辰の年に移るに当り、閉塞した事態から脱却し、新しい芽を着実に育てる爲に、抜本を塞源すること、即ち、本来の有るべき姿を見つめ直し、糾すことを一つづつ確認し、不適なものを新ためていくことが必要である解説しました。それが、実施されない内に変化が起こると、アリの巣をつついたように無秩序な大混乱が起こることは必定です。甲辰の年も半ばを過ぎて3か月、今年も残り3か月となった今、私たちは次の乙巳の年に向けて、何を進め、何を準備すべきなのか、今、我々が考えるべきことはそこにあります。乙巳の年は、次代を遡れば「大化の改新」の年です。これは大変革、改革の年であります。変化はすでに、今年から起こっています。この変化を正しく導き、この国の目指すべき方向に向け、筋道をつける為の最後の準備期間がこの3か月であります。今一度、今年の干支解説「甲辰の年に思う」をお読みください。
令和6年9月2日から9月8日の間に開催された定例講座は以下の通りです。
▼人物に学ぶ 人間力強化講座 権藤英司氏 (竹原俊三氏)
今回は、加古川、明石を中心に結婚相談所を展開される権藤さんが今日の活動を始めるまでの半生を熱く語られました。高校の時にラグビーに出会い、顧問の岡本先生の影響で体育教師を目指し、一時期は漫才師を目指した権藤さん。
念願の体育教師になって10数年務めた後、自分はやはり「人を喜ばせる仕事」をしたいということで結婚相談所を興されました。事業も着実に伸びており、今後、日本の結婚事情、少子化にも貢献して行かれることでしょう。
▼安岡正篤先生全著作を読む 第37講
『日本精神通義』第4講(竹中栄二先生)
第1講から3講では日本精神を日本神道、仏教、儒教、道教の伝来までの発達、展開で学んできました。今回からは「日本精神の真髄」という観点から学びます。第4講は、「東西文化の本質的比較」についてです。西洋と東洋の相違を様々な角度から比較、分析した本章を読むと、東西文化の差、日本文化の優秀性が明瞭になりました。