今こそ、日本精神への回帰を!
秋晴れの下、姫路城内にある姫路神社においてRKC SAMURAI日本主催の講演会が開催されました。この会は、日本人が日本人であることを誇りに思い、日本精神に回帰してほしいということで3年前から大阪で始められた会です。日本一の姫路城を懐く姫路に於いても開催しませんかというお誘いを蔵本ケント代表より頂き、当塾も世話役の一役を担うことで今回の開催にいたりました。
姫路開催の第一回目ということで、基調講話を当塾の竹中理事長が「郷学を興す」という演題で講演されました。その後の懇親会では参加者全員がお昼ごはんを頂きながら感想や各自の活動についての意見交換が行いました。全員の方が、子供達の教育に危機感を持たれており、日本人として正しく、心身と視に健康に育ってほしいと思われていることがわかりました。「郷学を興す」というのは、郷土の歴史、偉人、先哲を大事にすることで郷土に対する誇りと郷土愛を正しく育むことをオール市民参加で行っていきましょうということです。政治が悪い、行政が悪いというのは容易いことですが何の解決にもなりません。今回の姫路神社での勉強会はその「市民勉強会」のキックオフの会でもありました。10月13日の日曜日から毎月第二日曜日に開催される「親子で学ぼうよ!日本人のこころ」から始めて、老弱男女のオール市民が楽しく学び、日本精神を学び直すことで、世界遺産姫路城の名だけでなく、「姫路の郷学」を日本に発信していきたいと思っています。
姫路が生んだ近代の哲学者と謂えば和辻哲郎先生ですが。和辻先生をもしのぐ世界的な王陽明研究の権威であり、宋明の中国哲学の第一人者でもあった岡田武彦先生の遺徳を顕彰し、その教えに学ぶ勉強会を開講しました。今月から一年余りをかけて、代表作『簡素の精神』を読んでまいります。日本精神への回帰が叫ばれる中、必読の一書を共に読みましょう。