岡田武彦先生 追遠祭を開催!
姫路白浜出身の哲人「岡田武彦」先生の遺徳を顕彰する会、第一回自然忌を開催いたしました。王陽明研究の世界的な権威であり、宋明代の中国哲学の研究を貫かれた自然斎「岡田武彦」先生の没後20年の節目の年に当塾では、毎年10月の第三土曜日を自然忌の日として、年に一度遺徳を顕彰することにしました。
第一回目の今回は、当塾顧問の三木英一先生による基調講演「岡田武彦先生の教えに導かれて」を拝聴し、参集されました道友と岡田先生を偲ばせていただきました。当塾では、先行して9月26日から、新定例講座として「岡田武彦先生の著書に学ぶ」を開講しました。岡田先生、最晩年の著作『簡素の精神』は、日本精神の崇高さ、素晴らしさを体系的にまとめられた好著です。それをテキストとして、中国哲学研究一筋に歩まれた岡田先生が最後にたどり着かれた結論、「簡素の精神」とは何かを学びます。
日本も世界も行き詰まりました。「窮すれば変ず」で、これから変化が起こってきます。特に、2025年(令和7年)は、地球規模での大変革の年と言われています。その時に必要なのは日本人が日本人としてのアイデンティティ(自我同一性)を確認すること、「日本精神」の回帰であります。