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衆議院議員選挙が終わりました。

衆議院議員選挙が終わりました。結果は、皆さん存知のとおり与党が過半数割れとなり、自民党中心の現行政治に国民の審判が下されたことになりました。これから、この国はどのように運営されていくのか、今後の動きが注目されます。それに加えて、来月半ばには、アメリカの大統領戦が火ぶたを切ります。そして、11月末には、今後の世界の方向性が明らかになることでしょう。

ここ数年、鬱積してきた言いあらわしようのない不満が一気に爆発するというのが、甲辰の年です。元旦の激震で始まった今年一年は、皆さんにとっていかがでしたでしょうか。一年中、泥沼に発生するあぶくのようにあちこちで頻発しました。その最後の大きなあぶくが衆議院議員選挙でした。来年は、へび年で、干支では乙巳の年です。この年には日本の歴史史上様々なことが起っています。皆さんもよくご存知の645年の「大化の改新」(中大兄皇子と中臣鎌足が蘇我蝦夷を討伐)は、今は、「乙巳の変」と呼ばれています。1605年には、徳川幕府の体制確立(家康から秀忠へ移行し幕藩体制が整った)が為された年です。このように乙巳の年というのは歴史的に見ても新体制が確立される年なのです。これまでの旧習に固執せず、抜本的な改革で新境地を達成する、その為の最後の準備期間がこの2カ月です。現状を良く見直してみましょう。

10月21日から27日の間に開催された定例講座は以下のとおりです。

▼水厚会講座 『宋名臣言行録』を読む (田中昭夫先生)

 今回から、テキストが『宋名臣言行録』に学ぶ』に変わりました。今回は本テキストに入る前に、『宋名臣言行録』を読む為の基本的なことを学びましょうということで、中国の歴史における「宋」の位置、宋という国の地図などを読み、197人の名臣が活躍した、北宋の時代とはどんな時代だったのかを学びました。明治天皇を始め、明治の為政者の多くが座右の書にしたこの書をこれから読み込んでまいります。

▼伊與田人間学を学ぶ 第六期『孝経』第4講 (竹中栄二先生)

『孝経』の第4講は、「世の中の乱れは親孝行から始まる」でした。世の中に親を持たない人はいません。天子から庶人に至る迄、これは全ての人に共通に与えられています。生き物は、凡て親が存在し、子が親を養うことも同じです。人が人たる所以は、親を養うに敬の心を持ってするところにあります。この親孝行が、実は世の中の乱れの大本何だということ学びました。