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さあ、世界の大変革が起こる!

アメリカのトランプ氏の大統領再任が決まりました。そして、愈々、世界大激変の幕が切っておろされました。トランプ氏は4年間、隠忍自重の日々を過ごし、執念で返り咲きを果たしたことと思います。これから始まる4年、彼は苦渋の日々に思い描いたことをなりふり構わず遣り通すことでしょう。孔子さんは、「我に数年を加え、五十にして以て易を学べば大過なかるべし」(『論語』述而第七)という言葉があります。五十歳になって『易経』を学べば、強引にやり過ぎることはなかろう、ということです。これは、「沢風大過」という『易経』の一卦の教えがもとになっています。人も組織も、地位も権力も財力も備えるくらいの大成功を修めで大きく成長した時、あまり強引にやり過ぎると、天から見放され引き下ろされることになると「沢風大過」は教えています。トランプ氏自身が身の破滅に陥るのは運命の定めでしょうが、問題は、その影響を蒙る世界環境です。そこで、日本は日本人は今、何を為すべきかその備えを始めねばなりません。来年は、昭和維新100年、大東亜戦争後80年節目の年、「乙巳の年」に当たります。日本の歴史を振り返る時、「乙巳の年」は、「新体制の勃興、確立の年」です。来年一年は、世界的に変化の嵐が吹き荒れるでしょうが、わが国は、その台風の中で国の本を見直さねばなりません。その国の本の中心は、「教育」と「農業」です。今、国内を騒がせている若者の強盗犯罪、闇バイトの元凶は「教育」です。真剣に日本の教育の足元を見直し、改善していかねばなりません。明治維新100年の年、昭和43年には、近代の日本の功罪が論じられました。「徳育」の必要性はその時から課題になっています。それから約60年、今の惨状はその課題に対して為政者が何も手を打たなかったことの現れです。もう、待ったなしの日本の教育、私たちの手で何とか正さなければなりません。

11月4日から11月10日の間に開催された定例講座は以下のとおりです。

▼人物に学ぶ 人間力強化講座 田中幸枝氏(竹原俊三先生)

 姫路市内的形在住の建築家である田中幸枝氏から、令和の時代、これからの日本に必要な建築の考え方について講話を頂きました。大学の建築学科をご卒業後、建設コンサルタント会社にて、景観デザインの経験を積まれ、今は、個人向けに建築を手掛ける建築事務所を御主人と運営されています。そのモットーは、地元の木材を可能な限り作るということです。目標は木造建築のスペシャリストということです。

▼親子で学ぼうよ!日本人のこころ 第二回 (竹中栄二先生)

 当塾は、社会教育の場として、学校で取り上げられない「日本人としてのこころ」を育む目的で、10月13日から開講しました。姫路城下の姫路神社内にある寸翁会館をベースにして、境内の清掃、神殿参拝から始まり、『実語教』の素読、『論語』章句の素読、『日本神話(古事記)』の朗読、『実語教』『論語』章句の書写を実施しています。親子で共に学ぶ時間として、是非参加して学んでほしいと思っています。