昭和維新100年 日本精神に回帰すべき年 第7話
天長節(今上陛下お誕生)を祝う祭典

週替わりでマラソン大会が開催される今日この頃です。姫路でもお城を中心に姫路城マラソン2025が開催されました。マラソン大会開催に涌く姫路城下の一角では、この日、2月23日に満65歳のお誕生日を迎えられた今上陛下をお祝いする会、「天長祭」が厳かに開催されました。近年の残念な風潮として国民の休日のであっても何でお休みになるのかを家でも、学校でも子供たちに話さない、教えていないし、家の玄関には日の丸も挙げられていないことです。

11時から兵庫県護国神社本殿にて、お祝の儀が開かれました。2月には、建国祭(日本国の誕生を祝う会)、天長祭(天皇陛下の誕生日を祝う会)という二つのお祝いがありました。平和で、安寧が保たれているのは誰のお陰なのか静かに胸に手を当てて考える日でありたいものです。全国紙には、天皇陛下が誕生日に思うということで、インタビュー記事が掲載されています。その中で、先ず、今年、令和七年が大東亜戦争終結80年の節目に対し、「戦後の日本の発展の基礎を築いた人々の苦難に深く思いを致し、平和の尊さを心に刻み、平和への思いを新たにする機会にしなければと思っております。」と述べられました。また、国民の幸せを願い、夫婦で協力すること、国内で相次ぐ自然災害には、備えの再確認することの必要性についても述べられ、世界の戦争の早期解決を含め、国際間の親善が今こそ重要であると締めくくられています。2月11日に皇紀2685年を迎えた日本という国の使命をしっかりご自覚されたスピーチでした。君臣一体、我々、国民はこのお言葉を真摯に受けとめ、臣下としての役割を果たさねばなりません。
令和7年2月17日から2月23日までの間に開催されました定例講座は以下の通りです。
▼安岡教学 『活眼・活学』 第8講(三木英一先生)

第8講は、「座右銘選話」から講義を頂きました。安岡先生の様に万巻の書を読破しておられ、その中から我々凡人が受けとめやすいように片言隻句(短くて味わいのある言葉)で真理・教えを集め解説してくださっています。今回は、その例としてまず、後漢の大学者崔子玉の「四不殺の銘」を学びました。
「嗜慾を以て身を殺す無かれ。貨財を以て身を殺す無かれ。政事を以て民を殺す無かれ。学術を以て天下を殺す無かれ」為政者には肝に命じてほしいものです。
▼伊與田人間学を学ぶ 第七期『続 有源山話』

今回から、テキストが『続 有源山話』より、第一章 有源の道の講義を受けました。本書は、伊與田先生の回想録となっています。平成11年に上梓された『有源山話』の続編で、昭和62年の論語普及会設立以前に書き残された原稿が中心となっています。初講の今回は伊與田先生が池田師範を卒業されて、教師として教壇に立たれる前に、中江藤樹先生の藤樹書院を訪問し、日本一の教師になる覚悟を固められるところからスタートしました。