昭和維新100年 日本精神に回帰すべき年 第10話
春が来た!暑ささむさも彼岸まで。

今年の春のお彼岸は春の4連休にされてご家族で春の訪れをお楽しみになった方もいらっしゃることでしょう。令和人間塾では、3月20日に令和6年度定時会員総会を開催させて頂きました。皆さんのご支援、ご協力のお陰で3月末をもって満4年が過ぎ、4月1日より令和7年度の活動を開始させて頂きます。
当日は会場であります当塾の講義室に27名のリモートで9名の参加を頂き総会を執り行わせていただきました。
令和6年度末現在で、会員數は法人、関連団体会員も含め155個でありました。個人会員、法人会員とも新会員は一桁でした。令和7年度は、個人会員もさることながら、今後の企業経営に必要な人材の確保、育成の為の研修に人間学を推奨し、法人会員の獲得、法人会員様での研修に力を入れて行きますと理事長から説明がありました。開塾以来毎年、2回開催してきました定期講演会は、令和6年度は4月29日の昭和の日の平野秀樹先生による「サイレント国土買収」の一回のみでした。令和7年度は再び2回以上の定期講演会の開催を目指します。その1回目を昨年同様、4月29日に姫路神社にて開催予定です。昭和維新100年の本年、日本国民が今一度日本精神の根本に立ち戻ることが必要であるということから、長崎から徳塾・修身館の寺井一郎代表をお迎えし、『戦後80年、「今、なぜ修身教育か!」」という演題でご講話頂きますので、是非ご参加ください。席数の関係で、先着80名となっておりますので、お早めにお申し込みください。

定例講座は、昨年秋から月9回になりましたが、今年は、2月に政治家、行政に携わる人の人間学の講座を開講し、10講座になりました。今年中には、中高生、大学生の為の人間学講座の開講も考えております。
竹中理事長から、令和6年度の活動結果の報告、令和7年度の活動計画、予算の詳細な説明があり、総会は、1時間20分で終了いたしました。
混迷する日本、世界にあって自己を見失うことなく、日本人としての矜持をもって生きて頂く為に、今年も誠心誠意、最大限の努力を続けてまいりますので、今年も当塾活動をご支援ください。
3月10日~3月23日の間に開催された定例講座は以下の通りです。
▼3月13日 伊與田覚先生のみ教えに学ぶ(三木英一先生)

『百歳の論語』の第二講は、「わが師父安岡正篤先生」を耽読しました。
「親の恩は山より高く、海より深し」と、ひと昔前はよく言われたものですが、昨今は、師の恩、親の恩という言葉も死語になってしまいました。安岡正篤先生が少年期を過ごされた大阪四條畷界隈が今回の御話しには登場し、昨年末、瓠堂忌でその地を訪れられた三木先生はその時の様子も思い起こされて講話をされました。
▼3月20日 『安岡教学『活眼・活学』(三木英一先生)

今回は座右銘選話の最終講は、「天地はわが父母」「自然と素心規」の味読でした。終戦の詔勅に引用された「万世の為に太平を開く」の語は、張横渠の「四銘」の結語から来ていますがそのもとの「四銘」について学びました。
後半は、安岡先生が作られた「自然訓」「素心規」を参加者で朗誦しながら味読しました。
▼3月23日 伊與田人間学を学ぶ『続・有源山話』(竹中栄二先生)

第二講は、戦後、関西で定期的に開催された安岡先生の先哲講座の話から始まりました。大阪天満宮で毎月開催された勉強会から、伊與田先生が大塩中斎の洗心洞からとって洗心講座を開始され、今日も綿々として続けられていることを知りました。関西師友協会の設立、成人教学研修所の設立と伊與田先生の人間学追求の道のりを学びました。