安岡正篤記念館・恩賜文庫がリニューアルオープン!
6月4日(土)午前10時、安岡正篤記念館・恩賜文庫がリニューアルオープンされました。開館を待ち望んでいた多くの方々が、ひっきりなしに入場され、館内は大賑わいでした。その中には日本農士学校の卒業生のご家族や前館長の荒井桂先生のお姿も拝見しました。
埼玉県比企郡嵐山町菅谷の地は、1931年(昭和6年)に安岡正篤先生が、「浮薄な都市文明を離れ、大地にしっかり足を着けて東洋古典・哲学を学び、己を修めて国家社会の為に真に役に立つ『無名にして有力たる』人材の育成」を目指して開校された日本農士学校の跡地です。この地は、鎌倉武士随一の忠臣と言われる畠山重忠の居城のあったところで将に国士の風が漂う武蔵野の一角です。
今回の安岡正篤記念館・恩賜文庫リニューアルオープンにより、乱れた日本及び日本人のこころを糾す活動を東西二拠点で推進することが可能になりました。当日、参集した関係者一同、安岡正篤先生、伊與田覺先生の教学精神を基盤とした老弱男女に受け容れられる親しみやすい活動を目指し、相互にプログラムを交換したりして人材交流を図っていこうと決意を新たにしました。東京方面にお出かけの際には是非一度、武蔵嵐山を訪れてみてください。
また、この地(小川町)には、日本一の有機農法農家といわれる“霜里農園”があります。当日は、ご当主金子美登婦人による有機農法の実演もあり、農作業の後には有機農法によって作られた材料を用いたシホンケーキのサービスもあり、みなさん満面の笑みでした。やはり、農業が国を明るくし、人を作り、国を生き返らせるという実感を持ちました。