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戦後80年の夏を迎えて! 如何にして日本を再建するか

 毎年8月にはいると先の大戦の話題になりますが、今年は戦後80年という節目の年でもあり、イベントも目白押しです。戦争に身を捧げ祖国を護った英霊を祀る姫路護国神社では、11日に講演会、13日に映画鑑賞会、15日には英霊感謝祭が開かれます。

毎年この時期になると総理大臣による戦争談話が物議をかもします。石破総理は、今年は見送ると言っているようですが、80年という節目の大事な年に当たり、次代の日本を担う子供たちの為にも、前回の安部総理による戦後70年談話を更に、一歩進めて世界唯一の被爆国として世界に向けたメッセージを発すべきです。昨年、広島・長崎の原爆被爆者の団体「被団協」がノーベル平和賞を受賞したことで、今年は全国の学校で「平和学習」が開催され、戦争について考えましょうという機運が高まっています。しかし、一方で戦後生まれの団塊の世代からミレニアム世代、Z世代と呼ばれる若者に至る迄の人々には戦争に対する無関心が広まっています。責任ある立場の人たちが、この国に対して無関心、無責任であることは当に亡国の前兆です。乙巳の年の本年は新制日本に脱皮すべき契機の年です。80年前の無念をしっかり見つめ、先人が守り続けてきた道義国家日本を再建するという不退転の決意が今の為政者にすべての大人に必要なのです。

8月15日は、姫路護国神社にお参りするか、家の中で正午丁度に全国一斉に実施される英霊に対する黙祷に必ずご参加ください。

7月28日~8月3日の間に開催された定例講座は以下の通りです。

▼8月2日 安岡正篤先生全著作を読む 第48講『童心残筆』

 『童心残筆』第6講は、「人品―人物百態」の二回目です。本篇は『世説新語』という本が原本です。中国南北朝の南朝宋の臨川王劉義慶が集めさせた後漢から東晋までの人物の逸話です。今回は三国志の英雄劉備玄徳、諸葛孔明の時代に居た人物達の徳行について学びました。

▼8月3日 新聞を10倍楽しく読める地政学 中級篇  (竹原俊三先生)

 今回は、参議院議員選挙を終えて二週間が経ったとこで、今回の選挙の結果を受け、これから日本経済はどのように動いていくのかについて日本経済新聞、読売新聞の記事を元に解説して頂きました。トランプ関税、電力・エネルギー問題、台湾有事と我が国を取り巻く状況は一瞬も目を離せません。世界の潮目が変わろうとしています。時代の証人として、毎日の事件事象をしっかり学びたいものです。