天長節(今上陛下のお誕生日を祝う祭)開かれる
先週までは厳寒の日々だった日本列島に春の陽気が届きました。天皇誕生日の祝日を含む三連休は、イタリアで開かれている冬季オリンピックの終幕もあり、ホッとした三日間でした。今上陛下は66歳のお誕生日を前にメッセージを発表されました。いつも国のこと、国民のことを第一に考えられ常に国民との一体感を目指しておられる陛下の言葉は日本国民にとってこんなにありがいことはありません。メッセージでも先ず、第一にこの冬は東北、北陸、山陰で大雪による災害があり、まずのその事に心を痛められています。この心は仁徳天皇の「民のかまど」の逸話に相通じるものです。今上陛下のご幼名は「徳仁」です。天皇家では「仁徳天皇」と「徳仁親王」の二人だけが、「仁」と「徳」という最高の徳目を具えられています。今上陛下の益々のご健勝と「聖帝」に向けてのご精進を祈念したく思います。
令和8年2月17日から2月23日に開催された定例講座は以下のとおりです。
▼2月17日 政治家及び政治・行政に関わる人の人間学
(三木英一先生、竹中栄二先生)

今回も『瓠堂語録集』の言葉は、『大和』からの引用でした。「大和」は自然界から人間界までに及ぶ自然の理法です。私たちの人体における不和は病気となって現れ、人と人、国と国の不和は戦争という悲劇なると前に学びましたが、今回は「不和」を置かないために政治、経済、教育の本義を学びました。
三木先生の『為政三部書を読む』は、今回から地方行政官への箴言、「牧民忠告」に入りました。今回は、その初めの「拝命」任を受ける時の心得でした。
▼2月19日 安岡教学 『安岡正篤の人物学に学ぶ』(三木英一先生)

今回はムーンバットという京都の傘の会社の社長さんだった河野卓男氏の講話でした。前回の岡本道雄先生の話に河野氏の話がでてきました。河野氏は関西文化学術研究都市を実現させた方です。関西文化の拠点を京阪奈に作り上げていくまでの、政治・行政との折衝について、また、その間に岡本道雄元京大総長から受けた知恵、助言について述べられています。その中で、無以会のメンバーとして安岡先生教え、導きを頂いたことの感謝も述べられています。 ▼2月22日 伊與田人間学を学ぶ 『男の風格をつくる論語』(竹中栄二先生)

今回の講義は、「孔子の心を伝える者たち」でした。孔子が73年の生涯を通して目指したものは仁の心と徳による徳治政治でした。それが2500年を経た今日まで継承されてきたのは、孔家による孔子の意思の継承があったからです。始皇帝、毛沢東による焚書坑儒の災難にあっても途絶えなかった孔子の教えは、孔家のみならず、弟子達の献身的な努力によって伝えられてきたものであることを学びました。