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日本現代アートの巨匠 「坂本七海男」先生を訪ねて

 5月31日の午後、現在当塾で毎月鉛筆画教室を開催されている岡本武司先生のお導きで、日本現代アートの巨匠 「坂本七海男」先生に直接お目にかかり、直接坂本先生の絵の解説と持参した絵を見て頂いてのご指導を頂きました。

 坂本七海男先生は御年84歳です。鉛筆画は60歳で定年退職後に始められたそうです。20数年で世界三大美術館に展示される世界一の鉛筆画家になられました。学校を卒業して間もなく映画関係の仕事で看板描きの手伝いをされた時期があったそうですが、絵を習ったことも無かったそうです。奥様がトールペイントを習っておられて、そのお迎えに行かれて喫茶店で待っておられた時に、何となく花を描いた絵を奥様が見られて、「凄い、これあんたが描いたの」って褒められて、一本95円の鉛筆で始められる鉛筆画を描き始められたそうです。処女作「地球の夜明け」は、加古川河川敷の土手に通って朝日、夕陽を毎日にたって日が昇り、日が沈む瞬間を見に行き、一年係りで描かれたそうです。(注 鉛筆画は市販されているHからBの22種類の鉛筆を使い分けて描く)

肖像画を描く時は、目から描き始め、次に耳に、そして、口をとパーツ毎に描いて行くそうです。また、絵を描く時は、絶えず絵と対話をしながら描くそうです。先生の代表作に「オードリー・ヘップバーン」がありますが、それを描いた時もずっとオードリーに話かけて、絵を一体になって描かれたそうです。一度、画用紙の前に坐ったら、2時間は集中するそうです。長い時は8時間ぶっ通になるとか。そんな心で描く絵が、今や世界で認められた訳です。

 (左:岡本瑞司先生(弟子)、右:坂本瑞峰先生(師))

先生の夢は「加古川を鉛筆画の街」にすること、20数年続けてこられた鉛筆画教室もこの6月をもって引退されることになっています。そんな最後の機会に、坂本先生のお弟子さんの一人である岡本瑞司先生が自分のお弟子さん達に生の坂本七海男先生の自宅にあるギャラリーの見学会を企画して下さったのです。2時間の滞在期間でしたが、実に多くの感動と気づきを頂きました。私が鉛筆画を初めて半年ですが、この出会いの感激を胸に是から沢山描き続けていきたいと思いました。

 岡本瑞司先生の鉛筆画教室は、毎月第一、第三水曜日の午前10時から12時の間、令和人間塾講義室において開催されています。

令和8年5月25日から31日に開講しました定例講座は以下のとおりです。

▼5月27日 姫路水厚会講座『宋名臣言行録』に学ぶ  (竹中栄二先生)

 今回のテーマは、「君子と小人」でした。人間学を学ぶ一つの目的は君子人になることです。『宋名臣言行録』には80数人の名臣に関する逸話が集められていますが、皆、君子たることを目指して生涯を全うされた人々でした。

『論語』は20章、500章句からなる孔子の言行録です。その中には100を超える君子に関する記載と、30幾つかの「小人」の章句があり、宋の名臣達も其れを大いに参考にされていました。

▼5月28日 岡田武彦先生の著作を読む『抜本塞源論』 (三木英一先生)

今回から、『抜本塞源論』の全文味読にはいりました。『抜本塞源論』は王陽明の代表的著書『伝習録』の中に書かれている一文ですが、声に出して読めば読むほど味わい深い名文です。