第5回有源会(伊與田覺先生の110回目のお誕生日を祝う会)を開催!

6月21日、第5回の有源会(伊與田先生のお誕生日を祝う会は、伊與田先生のご息女恵子さんを講話者にお招きして開会されました。(注 伊與田先生のお誕生日は正しくは6月15日です)当塾では開塾の翌年から年に一度伊與田先生のご遺徳を顕彰する会ということで有源会を開いてきました。
伊與田先生は成人教学研修所の閉山と共に大阪千里丘にお住まいだった次女恵子さんの近くに移住されました。爾来、恵子さんは伊與田先生の晩年をずっとそばで見て来られました。日創研の社長塾、致知出版社の伊與田塾、著述活動を傍で見られていてのご感想は伊與田先生のエネルギッシュな行動力だそうです。戦後すぐに太平思想研究所を開かれ、安岡教学の伝道師的な活動を開始されてから有源学院での活動、安岡先生をお招きしての各種勉強会の開催、そして関西師友協会の設立、成人教学研修所の開所と休む間もない位に、次から次へと展開されていく姿に、身内ながら驚いて居られそうです。その精力的な行動は、下山された平成15年(2003年)以降も変ることがなく、講義、講演、著作活動を展開され、目指された完熟の人生を全うされたそうです。
講話の中では、伊與田先生ご愛用の小物をご持参いただき、講話の途中でご紹介頂きました。特に、安岡正篤先生からの書簡は一見の価値のあるものでありました。講話の途中で森田達雄氏編集の動画で、伊與田覺先生99歳の時の講話を見て頂きました。今、見てもその話口調には引き込まれるものがあります。今回の有源会は生の伊與田先生を御存知ない参加者の皆様に新しい感動を得て頂いたのではないかと思います。

令和8年6月15日から21日の間に開講された定例講座は以下のとおりです。
▼6月16日 政治家及び政治経済に関わる人の人間学 第17回
(三木英一先生・竹中栄二先生)

前半の竹中先生の講義は今回も、『現代の道標』(『師と友』巻頭言集)の「政治家必読」を味読しました。「宰相の言葉」「今鏡」「難局の責任者」「政治と賄賂」の四題ですが、これらを読むと古代から現代に至るまで、為政者の行動パターンというものは何ら変わっていないということです。為政者たる者は
日頃から先人遺された箴言を胸に刻み込み自己の言行を慎むことのできなくてはならないということでした。後半の三木先生の講話は、『為政三部書』の牧民忠告の第六話「宣化」(徳のある政治)に関する箴言でした。為政者たる者、「率先垂範」は勿論、常に謙虚に過去の善政に学び、身を慎み、修めることを忘れてはならない。ということでした。『為政三部書』の著者、張養浩は政治・行政に携わりながらこれを著し、後世に遺したのです。
▼6月18日 安岡教学 『安岡正篤に学ぶ人物学』
河西善三郎氏 (三木英一先生)

河西先生は、伊與田覺先生の後を受けて第二代目の関西師友協会の事務局長を務められました。伊與田先生とは大阪池田師範の同級生で共に安岡教学に参じてこられました。河西先生は関西師友協会の機関誌『関西師友』の編集を長年担当されました。昭和38年から安岡先生の干支の解説が毎年年末号に掲載されました。その担当される傍ら、ご自身も干支の研究をされ、安岡先生が逝去されてからは、河西先生、豊田良平関西師友協会副会長により継続されてきました。今日、当塾で年末に皆さんに公開しております「干支の解説」をその流れを継承するものであります。