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大暑 先人達の夏を乗り切る工夫

 沸騰列島という言葉は大分前から使われてきましたが、今年の酷暑はこれまでの2686年の中で最も暑い夏ではないでしょうか。日本の夏が暑いことは我々も経験してきましたが、流石に40度を超える暑さは、人間の屋外での活動の限界の様に思います。それでも、今一度、我々の祖先は、この暑い日本の夏を過ごすために工夫をこらしてきました。これらが、40度という酷暑にどれほど効果があるかわかりませんが、日本人的な生き方の知恵として是非知っておきたいものです。

 一つ目:すだれ/よしず 直射日光を避け、日陰を有効につくることで室内の温度の上昇をふせぐ。視覚的にもすだれ/よしずは涼しく感じます。

二つ目:打ち水 最近は朝、蛇口を捻って出て来る水も温水ですが、直射熱によって、高温化した家の周りに水をまくことで、地面の温度を避け、温度差が生じることで、風の流れがおきます。

三つ目:風鈴/吊り忍 江戸の庶民が愛した音による涼感の演出です。風鈴の音色は人々の心を癒す528ヘルツの波長です。

四つ目:浴衣 木綿や綿麻で質らわれた日本人の衣服に関する工夫です。最近の衣服は化学繊維が当たり前ですが、夏にもっとも適した衣服素材は木綿、綿麻でしつらえた着物、浴衣でしょう。ゆかたと下駄は日本人の必須アイテムです。

 以上の四つが伝統的な日本の夏を乗り切る工夫です。現代にも取り入れられるものがあります。是非、応用してみましょう。

7月27日から8月2日の間に開講された定例講座は以下のとおりです。

▼8月1日 安岡正篤先生全著作を読む 第57講

              『童心残筆』 余滴(最終章)(竹中栄二先生)

 『童心残筆』の最終章の余滴には、安岡先生が東京帝大の学生時代である大正10年頃から『童心残筆』の出版された昭和11年の間の著作、講演活動の合間に作詩された短歌、俳句、漢詩が収録されており、その間の先生の心の動き、述懐が伺えます。同書に集録されている随筆と照らし合わせて味わいまた。

 今回で、第40講から17回にわたって味読してきた『童心残筆』を読了しましたので、次月からは『日本精神通義』(昭和11年10月刊行)を読みます。テキストは、『日本精神通義』(関西師友協会版)を用います。丙子の年のの本年は、「日本精神を復興すべき年」と年始の干支解説で申しあげました。8月からじっくり『日本精神』について学び直していきます。当塾で販売しておりますので、是非お求めください。(税込み1000円です)

▼令和8年8月2日 新聞を10倍楽しく読む地政学 (竹原俊三先生)

 今回は、『フォーキャスト2026 世界経済12のトレンドと日本の勝ち筋』(藤井巌喜著)がテーマでした。12のトレンドという視点から現代社会を読みとかれている本ですが、その中から最終章の「日米関係・金価格・円安」を中心に解説されました。その最初は、2025年に開かれた二つの日米首脳会談の話からでしたが、結論としては、高市政権の掲げる「増税反対と規制緩和」という成長志向路線が続く限り、日本経済は成長していけるだろう。円安により日本の産業競争力は高まるだろうと楽観的な結論でした。