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今こそ、日本通史の学び直しを! 「新日本及び日本人学」開講!

 明治40年から、大正を経て昭和20年までの間、日本教養人がこぞって読んだ雑誌があります。『日本及び日本人』という月刊誌です。三宅雪嶺が主宰したこの雑誌は、日本人の精神的自立の爲に、必要な歴史、人物、思想に関する詩文が掲載された。安岡正篤先生も東大学生時代から『王陽明研究』、『支那思想及び人物学講話』を投稿されています。

 さて、この度、日本を憂うる猶興の士から「日本通史」と「人物と事績」について学びたいという要望がありましたので、月に二回、夫々一時間づつですが、お話しすることにしました。通常の歴史書は、古代から、中世、近世、近代という並びで書かれていますが、今回の「日本通史」は、現代日本を出発点とし、現代社会を掘り下げて、今日の我が国が抱えている諸問題について、地政学的、政治学的見地から皆さんと共に読み返していきたいと思います。今日の世界の混迷の原因は何処にあるのかを、明治維新後の近代150年を解析することで、結果から原因を追究することを試みたいと思います。第一回は、9月8日午後8時から1時間、(毎月第二火曜日と第四火曜日)リモートで開講します。聴講を希望される方は、当塾理事長までご連絡ください。お申し込みには、連絡先(携帯電話、メ―ルアドレス)の明記を必ずお願いします。第二回は9月22日(火)の休日になりますが、現代日本の行き詰りが如何にして生まれたのかを解説する予定です。

8月24日から8月30日の間に開講された定例講座は以下のとおりです。

▼8月26日 水厚会講座 第十六回『宋名臣言行録に学ぶ』(竹中栄二先生)

 今回は、宋名臣の中でも寇準の言行を中心に、科挙進士及第の同期生にある李沆、張詠、王旦の寇準の人物評が述べられています。科挙試験進士及第者の中でも十九歳という年齢で合格した寇準の早生振りを見て、同期生はその危いところ指摘しています。今回の章は、その寇準の人物観察眼が出来ていなかったことで、晩年に教え子に寝首を搔かれることになったことの教えでした。

▼8月27日 岡田武彦先生の著作に学ぶ

『ヒトは躾により人となる』(三木英一先生)

 『簡素の精神』『警醒の書 抜本塞源論』を読了し、三木英一先生が選択されたのは『ヒトは躾により人となる』でした。岡田先生は陽明学者としての道に進まれる前に、教師として教育の場に立たれていました。九州大学の楠本研究室に戻って研究に入られてからは儒学系統の経書の研究に没頭されますが、儒学の学びの初歩は『孝経』『小学』です。ともに、人としての基礎を説く初学の書です。その教えを我が国では「躾」と呼びます。