第3回 岡田先生の遺徳を偲ぶ会「自然忌」のご案内


令和8年も早9月に入りました。当塾のあります播州地区は一年で一番盛り上がる秋祭りの季節がやってきます。播州の秋祭りの中でも最も勇壮なのが「灘のけんか祭り」(10月14日、15日)です。先師岡田武彦先生は、その白浜にお生まれになり、旧制姫路中学(現在の姫路西高等学校)の同窓の二大哲人、即ち、辻善之助、和辻哲郎の後を追って学者の道に進まれ、王陽明研究では世界の第一人者としてご活躍されました。その岡田先生のお父様も師事されたのが、播磨聖人と謳われた亀山雲平先生です。亀山雲平先生は姫路藩藩校の好古堂に学び、藩命を受け江戸の昌平坂学問所の佐藤一斎の元に学び、帰京して藩政に携った後、白浜に観海講堂という私塾を開き、儒教に基づく教学を開かれました。白浜の地の北には、同時代に生きた姫路藩の名家老河合寸翁の仁寿山黌という私塾もあった勉学の盛んな地でした。今、その学統が途絶えようとしています。こういった郷土の偉人先哲を顕彰し、後世に正しく伝えるのが当塾の使命であります。今年の第三回自然忌は、姫路の地で、そして、岡田先生の晩年には、氏の故郷でもあった福岡博多の地で、岡田先生の下で学ばれた上田芳弘氏に、晩年の岡田先生の教学について語って頂きます。リモート参加もかのうですんで、10月17日の午前中(式典、講演10時から12時)に是非ご参加ください。(詳細は当塾ホームページに添付のPDFファイルをご覧ください)
8月31日から9月6日の間に開講された定例講座は以下のとおりです。
▼9月3日 岡田武彦先生の著作に学ぶ
「ヒトは躾により人となる」第二講(三木英一先生)

第二講は、「幼児にはなぜ躾が必要なのか」というテーマです。幼児期にヒトとしての基本をきちんと教えることは親の責任です。幼児は未完成な状態ですので、清く、明るく、素直に、正しく育つように教え導いてやらねばなりません。生まれ育った土地、時代に応じて大人たちは、「礼」にかなったやり方で子どもを導かねばならないのです。
▼9月5日 安岡正篤先生全著作を読む 第58講
『日本精神通義』第一講 竹中栄二先生)

今回から安岡先生の初期四部作の四冊目にあたる『日本精神通義』を読んでいきます。初講は「古神道」でした。日本民族の精神的根底に綿々と流れる思想、信仰が神道です。我々の祖先は自分達の周辺にある自然、生物、道具に畏敬の念を払い、清浄で、明るく、正しい生き方を求めてきました。天照大神を理想の統治者として崇め、「禊」により、自身の穢れ、過ちを洗い落とし、「祓」により各自の災禍、汚れが及ばない様に邪気を払ってきました。日本民族のDNAに刷り込まれた当たり前の考え、行為が神道であると学びました。 ▼9月6日 新聞が10倍楽しく読める地政学 中級篇 (竹原俊三先生)