この國を思う (沖縄返還と沖縄慰霊の日を知ってますか?
「皆さん、6月23日って何の日か知ってますか?8月15日は日本の終戦記念日として日本人の記憶に留められていますが、6月23日は沖縄慰霊の日です。」
6月15日(水)に、令和人間塾・人間学labの講義室で開催された山本彗莉さん主催の「光のお姫さまと王子さまの茶話会」のゲストスピーカーの武田勝彦さんから飛び出した言葉に私自身もドキッとしました。
今から77年前、わが国は、国を挙げて欧米列強と戦争をしていました。今、テレビやスマホでロシアとウクライナの戦場を見ています(このこと自体が現代人の罪の深さ)が、77年前私たちの祖先が同じような体験をしていたのです。その最前線で身体をはって、本土の、そして、日本の盾となって下さったのが沖縄の方々です。今、我が国では、国の為に殉じて亡くなりなった人達(この方々を英霊といいます)をきちんと称える事なく、殆どの日本人が、今の平和、安寧を当たり前の如く思い、日々、他人事のように扱っているのです。
一か月前の5月15日、沖縄返還50周年を振り返る特別番組が多数放映されました。あの記録映像を見て、私たちは何を感じ、何を思ったでしょうか?日本人であれば、「皆さん、日本を守ってくれてありがとう」と手を合わせるべきところ、感謝と懺悔を捧げられた人がどれくらいいたでしょうか。
武田さんは、ある講演会を聞きに行ったご縁から「知覧」を訪問することになり、「知覧特攻平和記念館」で、衝撃的な出会い、気づきをされました。「ごめんなさい。ごめんなさい。」武田さんは英霊の皆さんに謝り続けました。そして、このままでは日本を守って下さった英霊に申し訳ないと思いから知覧に通い始められました。特攻さんたちの街「知覧」には富屋食堂という「特攻の母」と呼ばれる鳥濱トメさんのお店があります。武田さんはそこの特任館長をされています。これまで多くの人を「知覧」に招き、自らガイドとして「日本人として忘れてはならない事」を完全ボランテイアで、全身全霊でもって奉仕されている方です。鳥濱トメさんのお孫さん、鳥濱和久さんと二人三脚で、日本人に日本の魂を取り戻す運動を展開されています。今の日本は、みんなが気づいていないのですが、国家存亡の危機に面しています。繁栄の中の没落を安岡正篤先生が警鐘を鳴らされてから、100年が経過した今、これを糾すのは私達一人一人の実践しかありません。誰のせいでもなく自分がその主体なのです。
皆さん、これからは朝、「卵かけご飯」を召し上がる時には、合掌、礼拝して英霊さんたちに最初の一口を捧げてください。私達が真の心の平安を取り戻し、日本を正しい日本、維新の前の日本に戻すという活動はそこから始まります。
日本人として日々、感謝して精一杯生きる。それが私たちの使命だと思います。
最後に、武田さんの講演会のご紹介をさせて頂きます。武田さんの応援団の浩子さんが全国の護国神社での講演会開催を発願されました。その第一回が、9月3日(土)姫路護国神社での講演会です。姫路から全国へ、武田さんの憂国の思いを届ける旅が始まります。皆さん、どうか9月3日は、姫路護国神社にお運びください。よろしくお願いいたします。