MENU

この国を思う:気づきの人間学、川西修会長からのメッセージ

 春爛漫、新型コロナウイルスによる規制緩和が終了し、令和5年の新学期を迎えました。
当塾も開塾3年目の正念場の年を迎え、関係者一同心機一転、開塾の理念「教育と農業による日本国の再興」を再度、想起し、各自が一燈照隅行を誓い合いました。

 そんな新年度の最初の日曜日である4月2日に、大阪府松原市を拠点に食糧関連事業を展開される幸南食糧(株)の川西修会長にご来姫頂き、「ちょっとの気づきで人も企業も変わる」という演題でご講演いただきました。

 60年間、米穀業界に身を置かれ、最前線で日本の食と顧客に向き合ってきた川西氏が仕事を通じて学び得た「人生の達人のコツ」について教えて頂きました。
「あいさつこそが人と企業の基本である」、「当たり前のことが当たり前にできること」、
「経営者自身が変わらないと企業が変わらない」など、一言一言が示唆に富んだ教えであり、
来場者はうなずきの繰り返しでした。

 日本の食を救う為に、昨年、自費で立ち上げられたKONAN COLLEGEでは、
日本の農業を復興する為に、次世代を担う若い生産者が如何に魅力的な農業を築き上げれるよう川西人間学を教授されています。
これは安岡正篤先生が目指された「日本農士学校」の現代版的取り組みで、民間から日本の農業を変えていく端緒となることでしょう。

3月22日から26日に実施されました定例講座から

4月1日 安岡正篤先生全著作を読む 第21講 
『東洋倫理概論~いかに生くべきか』第四講 (竹中栄二先生)

 昭和4年金鶏学院が開校されました。
全国の都道府県の知事から推薦された地域作興の国士を育成するという大事業が始まりました。
安岡先生は国士たるものかく有るべしという思いを込めて日本人としての倫理観を一冊の本に認められました。
それが『東洋倫理概論』です。
その第三章『敬義―中年の倫理』が今回の講義でした。
『中年の倫理』で大事なものは、まず、家庭生活です。
それを、「夫婦の道」、「父母の道」、「祭祀と信仰」の順番で味読いたしました。

4月2日 新聞が10倍楽しく読める地政学(中級篇) (竹原俊三先生)

 長引くウクライナ戦争により世界はエネルギー争奪戦の様相を呈しています。
国内ももはや電力自給問題は毎日、テレビ、新聞紙上を賑わす一大関心事であります。
今回は最新の新聞記事より、国内の電力を取りまく動きについて講義して頂きました。