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この国を思う:「日本は生き残れるか!」馬渕睦夫先生講演会開催される

12月3日、元外交官で、駐日ウクライナ大使も勤められ、現在は作家、評論家としてご活躍の馬渕睦夫先生を姫路にお招きして、当塾として5回目の定期講演会を開催いたしました。会場のホテル日航姫路には、国を憂うる国士の皆さんに多くご参集頂き、非常に和やかな雰囲気の中、坦々とお話される馬渕先生のお話、一つひとつの言葉にうなずき、メモを取る姿が見受けられました。

講演の冒頭で、馬渕先生が皆さんに問いかけられたのは、人生如何にいくべきか考えていますかということ、如何に満足のいく人生を生きるかというでした。馬渕先生は、2008年に還暦を迎えられた時に、これからが本当の人生、祖国日本に恩返しする人生を過ごそうと決意されたそうです。それから、著作、講演、Youtubeなどと通して、自分が人生で学び得たものを日本人に伝え、教える活動が始まったのです。

馬渕先生の外交官としての人生は、イギリスで始まりました。爾来、世界70数か国に於いて外交官として勤務されてきました。世界から日本を見た時に、わが祖国はなんと素晴らしい国かという事に気づき、また、現在の世の中はディープステートと呼ばれる陰で世界を操る者が存在することに気づきかれたのでした。外交官として世界中で起こる事件・事象を日々、収集し、分析をされておられますので、その確証は研究を重ねるごとに明らかになってきたのです。

そのことをまとめられたのが、『ディープステート』です。また、2019年から毎年の動きを『20〇〇年世界の真実』というシリーズで発表されており、先月11月15日には最新刊の『2014年世界の真実』を発刊されました。講演ではこの最新刊で取り上げられている内容に触れられました。2014年はロシアでも、アメリカでも大統領選挙が行われます。これが今後の国際社会の大きな分岐点に為るますので、これからの世界の動きを注視してくださいとのことでした。

1時間半弱のご講演でしたが、当塾が目指す、日本人の日本人として生き抜く為には日本の伝統精神の再認識と最後まで人生を走りぬくという覚悟を新たにさせて頂いた時間でした。

 馬渕先生の人生観が凝縮されたご著書『道標』は当塾でも販売しております。是非、お手にとって御覧ください。(現在在庫は15冊です)

◎11月26日から12月2日までに開催されました定例講座は以下のとおりです。

▼11月26日:伊與田人間学を学ぶ第四期「いかにして人物となるか』第5講

伊與田先生が終生人間学を標榜されてくる中で、先生の人間学形成に影響を及ぼした人物が三人います。これまで、孔子、王陽明と読んで参りましたが今回は三人目の「中江藤樹」先生でした。教師として人生の第二章を歩み始められる際に、滋賀県高島市安曇川の小川村にある藤樹書院・藤樹神社を訪れられ、決意を新たにされます。それが80年に亘り、先生が人々を教え導きくという原点となりました。「教師は人に教えながら、自分が学ぶという姿勢を失っては駄目だ、教師は一生学び続ける覚悟が必要だと」先生は常々おしゃっていました。