梅雨の合間の青天の一日、安志農士学校を開催しました。（毎月第二日曜日、午前10時から17時）カモミールの花摘みの仕上げと圃場の整備がこの日の課題でした。昼食をはさんで、安富町安志からさらに奥の関集落、通称“かかしの里”に移動しました。

　山道を登る事15分、集落の入り口でかかしさん達が迎えてくれます。

　この地に入るといつも感じる静寂と安堵感。これは自分が日本人であることの証だと思います。この入り口から広がる40軒ほどの関集落は私達を“古き良き昭和”の時代に誘ってくれます。所謂、過疎の限界集落と呼ばれるこの集落をかかしの里に作り上げた岡上正人さんと知己を得たのは昨年でした。安志農士学校の午前の作業を終えて、関自治会館をお借りしての昼食会で初めてお会いし、かかしの里を訪問し、岡上さんにお会いするごとに「日本人のこころの原風景」を残したいという岡上さんの思いに打たれ、私も全面的に彼の活動を支援しようと決意しました。奥行３００メートル、幅100メートルのこの集落を散策することで、私たちは都会の喧騒から解放され自分たちの原点に回帰することができます。かかしギャラリー、かかしの学校、いろいろな作業をするかかし達の姿に自分たちの祖先を想像しながら村を歩くことを是非一度体験してみてください。

　令和人間塾・人間学ｌａｂ.では、このかかしの里にある施設をお借りして、今夏7月22日（金）～24日（日）の2泊3日、小・中学生の為に日本と自然を学ぶ体験会を開催します。「日本のこころを学ぼう」をテーマに、日本の歌（唱歌）を歌ったり、墨をすって習字をしたり、日本の歴史（古事記の世界）の話聞いたり、ふき掃除やご飯づくりの手伝いを通して、日本人の生活を実体験してほしいと思っています。子供さん、お孫さんに是非、この機会を与えてあげてください。（詳細は、5月23日配信のブログ記事とチラシを参照ください。）

　今年9月、日本のこころの原風景を守る会“奥はりまクラブ”が開設されます。

このクラブはかかしの里を守ろうという「かかしの里ファンクラブ」です。

私達、令和人間塾・人間学ｌａｂ.は、「教育と農業による日本の再興」を目指していますので、“奥はりまクラブ”とも積極的に連携していきたいと思っています。